最近、請求書・見積書の作成アプリの活用が広まっています。作成を自動化できれば、手間の削減とミスの防止ができるためです。
今回は、初めてでも使いやすいクラウド型サービスと、スマートフォンアプリを取り上げます。
〇楽楽明細
請求書、納品書、支払明細などの帳票をWeb上で発行できるクラウド型のシステム。富士フイルムビジネスイノベーションが月額支払いで提供しています。
帳票データをCSVまたはPDF形式で「楽楽明細」にアップロードするだけで発行ができるため、帳票発行で手間のかかる「印刷・封入・発送」作業をなくすことができます。発行方法は、「Webからのダウンロード」以外に「メール添付」「郵送」を選択することができるため、取引先の状況に応じて柔軟に対応ができます。
また、請求書発行業務に特化しており複雑な機能はなく、直感的に操作できるようにつくられているため、システムが得意でなくても、簡単に操作できます。
請求書の他に、納品書・支払明細・領収書といったあらゆる帳票や、チラシ・お知らせといった書類の発送もできます。
○BtoBプラットフォーム請求書
「発行する請求書」だけでなく「受け取る請求書」「支払金額の通知」などの請求業務の電子データ化にも対応可能な請求書クラウドサービス。
発行時は、請求データを取り込むだけで請求書作成が完了します。印刷・封入作業の手間も郵送コストも改善できます。また、入金消込が自動化されているので、1社1社入金されたかどうか確認する必要がなく、確認漏れの心配もありません。督促も簡単なので、入金漏れ・連絡漏れを回避することもできます。
インボイス制度・電子帳簿保存法に対応しており、法的要件をチェックする必要がありません。
○請求の助
Web上で見積書・納品書・請求書の作成から郵送・管理までを行うことができます。請求書１通の発送から対応しているので、フリーランス、SOHO、小規模事業者から中小企業まで利用しやすいサービスです。
初期費用・月額費用０円、請求書送信１通30円とコスト面も安心。無料お試しができます。
○見積RICH
インターネットが利用可能な環境であれば、会社内はもちろん、テレワーク中でも商談中の顧客先でもブラウザのみで見積書の作成ができます。
見積書作成時間を削減するテンプレートと流用機能がある、使い慣れた表計算ソフトの操作感で使えるなど、使い勝手が良いことに加え、常に利益金額、利益率を確認しながら見積書作成できるので、作成段階での赤字見積化を防ぐことができます。また、作成・発行されたすべての見積書は見積Rich上で一元管理できるため、個々の案件の営業進捗から細かい商談状況まで一目で把握できます。
ここからは、スマートフォンアプリをご紹介します。
○見積書・請求書かんたん作成アプリ / ジムー
手間がかかる6つの書類（見積書・注文書・納品書・領収書・請求書・検収書）をスマートフォンで便利に簡単に作成できるアプリ。現在、個⼈事業主から法人まで利⽤されています。
そのまま相手先にメール・FAXでの送信や郵送が可能。印刷・封⼊し郵送するサービスもあります。
○請求書作成アプリ – Misoca
請求書の知識がなくても直感操作で見積書、納品書、請求書が簡単に作成できます。請求書の作成から送付までスマートフォンだけで完結できるため、現場や外出先で請求業務を行うことの多い建設・建築業の方、個人事業主・フリーランスの方におすすめです。
「適格請求書等保存方式（インボイス制度）」に対応した証憑の発行も可能です。
○Square
クレジットカード決済サービスを提供しているSquareのクラウド請求書サービス。スマートフォンやタブレットから３ステップで請求書を作成し、メールで送信できます。
支払い忘れがないようにリマインダーを自動で送る機能、指定した日に請求書が自動で送信される機能、定期的な請求に使える継続課金機能など取引状況に合わせてさまざまな機能を使えます。請求書や見積書は無料で、月額料金なしで無制限に送信できます。
クレジットカード払いにも対応しており、すばやく顧客からお金を回収することも可能。「Square POSレジアプリ」を利用すると、電話やメール確認などをすることなく、リアルタイムに支払状況を把握できます。
請求書作成サービスは各それぞれに特徴があります。お試し版や無料サービスも提供されているので、気になる方はぜひトライを。自分たちに合うものを探してみてはいかがでしょうか？
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