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SESビジネスにおける採用と営業のバランス



エンジニアが重宝され、SESビジネスが広がっています。一方で、エンジニアは不足しており、採用難から業績が伸び悩んでいる企業がSES業界には多いと言われます。そこで考えてみたいのが、SESビジネスにおける採用と営業のバランスです。


SESが活用されている理由は?

エンジニアを労働力として提供するSESへの需要が高まっています。SESでエンジニアを受け入れる企業はどういった狙いがあるのでしょうか?


・優秀なエンジニアが欲しい

各分野で高い専門性を有したエンジニアが参画することで、効率的にプロジェクトを進行できたり、課題解決ができたりします。


・雇用に関するリスクを軽減

プロジェクトが終了すると業務が一旦無くなってしまうなど、エンジニアの雇用には課題があります。SESを活用することで雇用に関するリスクを解消できますし、プロジェクト単位の参画にすることで、柔軟に業務の運用体制をつくれます。


・人材育成のコストを削減

自社で人材採用をし、教育を進めると採用コストは膨らみます。しかしSESで必要なスキルを持ったエンジニアを確保できれば、経費削減が期待できます。



エンジニアの採用難度は高い

SES業界の採用では、採用基準を下げれば多くのエントリーがあります。しかし、軽い気持ちでの応募で採用まで至らないなど、実際に採用できるケースは限られます。

最近では、人材の確保を優先しようと、教育環境を整えて、経験者ではなくエンジニアになりたい未経験者を中心に採用活動を進める企業が増えています。とはいえ、エンジニアは実力が何よりも強みとなる世界。未経験といえども、最低限をプログラミングスクールや独学で学んでいるなどのエンジニアになるための努力をしていることが必要という声もあります。

さまざまな取り組みと課題がある中でも人数を確保できなければ売上は立たないため、頻繁に求人媒体に掲載をする企業は多くあります。年間で数百万円を費やしている企業は珍しくありません。



採用と営業のバランスをとるには?

採用活動の経費が上がっている場合、募集の頻度より質を高めることが求められます。「一人あたりの採用コスト」に目を向けてみることをおすすめします。

一人あたりの採用コストは、過去に掲載した媒体の費用、広告のサイズ、掲載頻度と期間などの情報をつかい総額を出し、採用人数で割って出します。退職者が多い場合、その人数も考慮しましょう。媒体ごとの特徴がわかれば、採用と営業のバランスを見直すきっかけになります。



「採用計画」の作成も重要

SES業界では「いい人がいれば……」「エンジニア不足が強まると言われているため……」「クライアントからの急な要求に応えるために」といった理由で、明確に期限を決めずに募集を続けるケースは珍しくありません。もし計画性のない採用活動をしてしまっているなら注意が必要です。無駄な費用をつかっているだけでなく、人材を獲得できずにビジネスの機会を失っているかもしれません。できる限り無駄がない採用活動ができているかを判断するためには指標が必要で、「採用計画」を立てることは重要です。


・採用活動の軸をつくる

採用に関わるのは人事担当者だけではありません。何人もの人が関わり、それぞれで異なる軸を持っていると、思うように採用活動が進まなくなります。採用基準や採用フロー、評価基準などを明確にし、採用活動の軸をつくっておけば無駄なコストの発生を防ぎ、効率的な採用活動に近づきます。


・進捗を正しく判断する

社会の情勢やマーケットの動きにより、人材採用は影響を受けるため、短期的な視点になりがちです。そうした中でも採用活動の進捗が順調かどうかを見ていくためには、中長期の視点が入った計画が欠かせません。


・課題の発見

計画と採用実態がかけ離れている場合、何かしらの課題があるのかもしれません。採用チャネルを見直したり、面接方法を見直したりして、課題解決に取り組みましょう。

採用実績という数字だけにとらわれないことも重要です。採用者の定着率や仕事への満足度についても調べていくと採用基準の見直しもできます。

求職者の多くは、SES業界の他に自社サービスを持つ企業の求人などもチェックしているでしょう。競合他社・業界トレンドを調査し、自社を選んでもらうための課題発見・解決も必要です。



マッチングへのこだわりも不可欠

採用における機会損失を減らしていくには、マッチングを重視していくことも大切です。顧客が抱える課題、今後予想される課題、顧客が気づいていない課題に対して、解決策を提案する視点を持ちましょう。商談時、エンジニアの現場評価、単価、契約時期など一覧でまとめた資料を準備していくは有効です。そうすることで人材のマッチングうまくいくようになり、採用活動の成果が高まります。


SESビジネスにおける採用と営業のバランスをとっていくために、採用活動とマッチングを両輪に見直しを進めていきましょう。

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